てぃーだブログ › カメアトリエのブログ › 2017年04月

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Posted by TI-DA at

2017年04月22日

積極的スキマの街


大阪府交野市にあるコモンシティ星田を見学してきました。


ここは、もともとゴルフ場だった土地を、3500人が居住するための住宅地に開発するといくものでした。


いくつかのエリアに分かれてますが、今回見学の対象にしたエリアは、
30年ほど前に低層住宅ゾーンでコンペを実施(設計:坂本一成氏)して、できた街です。


コンペのテーマは「戸建て住宅の共有化はどこまで可能か」でした。
さて、コンペで描かれたニュータウンが、30年を経てどう変わっているのか?いないのか?
そこに興味がありました。


たまたま、区長さんにガイドしてもらうことになり、
本に載ってないこと、生活者の視点で色々聞くことが出来ました!

街には水路が巡っています

団地の下流部には水田地帯があるため


団地の開発時に、水を溜め水路から配水することになったそうです。


街の造成は、擁壁で切り盛りを行わずに、スロープ造成としています。


ですから、坂道と階段の街になっています。


ここに30年住むと、足腰が強くなるだろうと思いました。


街の中には3種類の街路があります。
ひとつは歩行者専用の街路



歩車共存の街路


そして、中央緑道(タイル道というべきか?)


現状では駐車場が足りないという問題があるにも関わらず
しっかり車両の通行を制限しており、
約30年経ても、中央緑道が駐車場に変わっていないところが、素晴らしいと感じました。
車止めのポールは簡単に抜き差しできるはずですが、
一人ひとりのマナーにより、秩序が保たれ、街並みが成熟していくのだと思いました。


そしてコンペの提案の通り、なるべく見通しが利くように車庫などデザインされていました。

動線と視線のスキマで、縫い合わせたようなこの街は、
30年経て居住者が高齢化しいるにも関わらず
一人ひとりのプライドを感じさせる街として、僕の目に映りました。

  


Posted by came at 19:09Comments(0)鑑賞もの

2017年04月18日

奈良の山奥に出張してきました!


先週は、「吉野の山と製材現場の見学」という研修があり、奈良の吉野まで行ってきました!


この企画は、トラストブロックの木造トラスを制作してくれている㈱合掌さんが主催してくれました。


僕の目的は、トラストブロックで吉野のヒノキ材を使用しているので、山にこれまでの感謝と報告をすることでした。


吉野のヒノキは、100年くらいかけて、ゆっくり柱がとれる幹の大きさに育てるそうです。


年輪が密実で、粘り強いのが特徴のようです。


杉の木肌


ヒノキの木肌


山を管理している吉野銘木製材販売㈱さんに、ガイドしていただきました。


間伐の状況


樹齢を年輪で数えますが、最初の5年間はでないそうです。
何か教訓染みていますね。


キツネノエリマキ


参加者みんなで、同じお弁当を食べました!


そして、山を下り、製材所の見学に!


山を下りた丸太


木皮をはぐのは、人の手で行い、木皮は屋根下地材料として使われるそうです。


この時点で小口に番号が書かれ管理されています。


さらに、詳細の情報が書き込まれます。


材料を積みあげると、表面が見えなくなるので、小口の情報が重要になります。




今回の経験で深く感じたのは

「木がいい!」というのは、香りがいい、肌触りがいい、見た目が美しい、蓄熱しない、加工しやすいなどの

理屈よりも、ずっとずっと大きな生命感だと思いました。

人の手が加わっていくほど、森の面影が薄れ、製品としての印象が強くなります。

そして木ではない、木のような製品であったとしても、いい建築材料として受け取られることもあります。

その良さには、もはや生命感はありません。

角材であっても、100年間も山で育ってきた山を目の当たりにすると、

本物の木を使うことの、重大な理由に誰もがきっと気付くと思います。



来年は、カメアトリエからもツアー参加者を募りたいなぁと思いました!

素晴らしい企画でした!!  


2017年04月18日

人生フルーツ



今日、桜坂劇場で観てきました。
すごくヨカッタです。
生き方のヒントをもらえました!

建築家の名言もいくつか紹介されてました。心に響く言葉でした。

樹木希林のナレーションもヨカッタなぁ〜

これから家づくりする人にみてもらいたいなぁと想う暮らししてました。

って、桜坂劇場で明日までだし〜(笑)
  

Posted by came at 17:24Comments(0)鑑賞もの

2017年04月10日

上棟!フラメンコライブ!!


中城に建設中の住宅で、上棟祝いがありました!


たくさん嘉例(カリー)をつけてもらいたいといことで、


フラメンコスタジオ ファンダンゴを主催されている
和田ご夫妻にお願いしました。


上棟祝いというのは、今では重機もあり昔ほど大事ではなくなりましたが
むかしは、家の最も高い位置に大きな部材を架ける作業だったので、
家主も大工も一安心!そして地域の人にとってもお祭りのようなものでした。


和田さんの素晴らしい、フラメンコパフォーマンスのおかげで、


地域の方々にも大勢集まっていただくことができ、
家が建つ前に地域の方々との交流が生まれ、お施主さんもとてもうれしそうでした!


お祭り規模で豪華なアヒル汁はじめ、オードブルやドリンクを振舞っていただいたお施主さん!
準備ご苦労さまでした!!