てぃーだブログ › カメアトリエのブログ › 2023年02月

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Posted by TI-DA at

2023年02月18日

収納量は、早めに納得!最後に広げない!ことが大切ですよ

カメアトリエの家づくりでは、


基本設計の最初の方で、収納について具体的に検討してます。

間取りが固まる前に、一旦、現状PLANの収納量を、具体的に把握してもらうことで、

間取り決定後の収納不安を解消することが狙いです。

特にコンパクトな家ほど、これをやっていないと、あとあと大変なことになりますね。。。
恐ろしいです。。。



でも、待って!設計の最初で、寸法値など正確でもないのに、
どうやって具体的に把握するの?...

実は、素人の方には数値で伝えても、なかなか伝わらないのです。
これ本当です(笑)
頑張って計算しても、駄目なんです!!

だから、数値はあまり必要ではありません。

必要なものとは、次の4つです。


「実物と近いものから、感覚的につかむこと」




最も安心するのは、リアルに比較することです。
僕の家(カメハウス)は、設計の間、何度もクライアントに見てもらいます。


だいたい、僕の家のものがどこに収まっているか?溢れているか(笑)
使い勝手がどうかまで、体験でき、それでまず、感覚的に掴んでもらいます。


「体験したものと、単純に並べて比較する」


収納展開図でカメハウスとの比較をします。


図面の上は計画中のプラン、下はカメハウス(スタディ-ハウス)の収納展開図を描きます。
そして、部屋ごとに、上下並べます。


まずは、描き込みの密度で、すぐに見て比較できます。


そして、しっかり容量を計算してあげるので、さらに安心してくれます。

「わかりやすい単位で、大きさを知る」


(縮尺1/50で20cm/マスの図面)
カメアトリエでは、RC造の建物であっても、ブロックモジュールを採用してます。
なぜなら、カメアトリエのマス目だからです!
打ち合わせでは、メジャーもほとんど使いません。


アトリエのブロック壁を見ながら、ミリやセンチではなく、ブロック何個!と説明します。
例えば、「リビングの壁面収納はブロック9個の幅です。アトリエのこの壁が7個ですから、あと2個分大きいですね!」とか…
素人の方でも、即答で「充分ですね!」と言ってくれます。
寸法を知りたければ、1マスが20cmなので数えてください!と伝えます。

「モノが確実に収まっている絵を見て、安心すること」




モノや人をたくさん描き込んであげることで、使い勝手や、寸法がより伝わります。
空間は相対性ですから、図面に落書きを沢山施す方が、素人の方には、より伝わりやすいです。
「図面の図はモノや人で、面(地)は建築」というくらいです。


最後に、
収納の検討で、モノを描くことで、よりリアルな会話が生まれ、話も盛り上がります。
例えば、泡盛が好きで、映画も好きということであれば、
その棚に酒棚とテレビを描きます。
棚だけではなく、ゆったりしたソファーに、サイドテーブルがあれば、
楽な姿勢で、お酒も飲めるよね!とか、、、
いい雰囲気で見るために、ランプを置こう!とか、、、
こうやって、モノが間取りに波及していきます。