てぃーだブログ › カメアトリエのブログ

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2023年12月30日

これからの家づくりについて ②里・農・住を見通す学びに

2023秋の設計セミナー(神奈川)に参加してきました。

目的は、これからの家づくりのヒントを探しに...です。

2日間のセミナーで初日は見学ツアーでした。

3つのコースが用意されていましたが、

僕は、ランドスケープアーキテクトの田瀬理夫さん案内のコースを選びました。




田瀬さんのお仕事は、以前からずっと大好きでした。
 特に、福岡に住んでいたころ、彼を知ることになったアクロス福岡は、
 建築とも自然ともつかない、都市に建てられた山で、
 前面にある、大きな広場では、アクロス山を向いて、
 人々がくつろいでいる姿が印象に残っています。

南側

北側

残念ながら、田瀬さんは体調不良で、不参加となったのですが、、、

彼の作品を2つも見れただけで、遠方から参加するだけの甲斐がありました。

①永田昌民 設計による 美しが丘の家
 ランドスケープ/プランタゴ(田瀬理夫)



郊外の高級住宅街を歩いていくと
口元を緩ませる小さな森がみえてきました。



建物は見えません。。。
トンネルがあり、そこから、階段で森を上っていきます。



住宅街からは一転、、、
森の別荘に来たかのように思えました。



住宅の内部も見学させていただきました。
1Fはトンネル、2F~4Fは内部空間となっていて、


どの部屋にいても、この森の木々に包まれ、
特に窓辺では、ゆっくりとした時間の移ろいと、
鳥たちの来訪を楽しめる空間になっていました。


②趙海光 設計による 王禅寺東の家




映画「人生フルーツ」の津端さんの暮らしに影響を受けた方のお住まい
まさに「小さな家で大きな暮らし」でした。

③ゆりが丘ヴィレッジ
  建築設計/SUM建築研究所
  ランドスケープ/プランタゴ(田瀬理夫)



起伏の多い地域につくられたベッドタウン
坂が多く、道も細く、交通量も人も多いところを30分弱歩きました。



坂道に所狭しと並ぶ住宅、ほとんどは、ハウスメーカーの味気ない家々ばかり、、、
でも長い時間かけて、通勤通学して、着いたところは特別な我が家だよな。。。
そんなことをゆっくり想像しながら歩いていると、、、
建物の隙間に、夕日を浴びた向こう側の丘が見えた。



なんだろう。。。懐かしいわけではないが、ホッとさせる光景だった。。。
我が家というか、我がふるさとの里山、、、
上って降りて上って降りてをここに着くまで繰り返してきた
そして、最後に降りて、少し上ると、たどり着ける安堵感が湧いてきた。


今回、最も会いたかった建築



コンドミニアム(集合住宅)ではあるが、自然豊かなゆとりある住宅街の雰囲気



階段状の建物に広々ルーフバルコニーがあり、
それが里山のように見え



コンドミニアムであることを感じさせない。
しかも10階建てでありながら、エレベーターもない!



ゆりが丘駅から30分、上り下りして歩いてきた、
その延長で、参加者全員が、気付いた時には10Fまで上っていた。



アクロス福岡も、美しが丘の家も、ゆりが丘ヴィレッジも、まるで山をハイキングしているかのようであった。



彼は建築を設計していないが、建築を台地に変え、ハイキングさせる、そんなデザインだと思った。



深く感動した1日目でした。



2日目は、座学のセミナーでした。

朝から夕方まで、面白い方々がたくさん登壇し、話してくれました。






なかでも、日本一のスーパー工務店、シンケンハウスの迫社長のお話では、

大事なことは、頭で考えようとせず実践して考える、その変わらぬ姿勢に感銘をうけました。



あとは、田園居住の最新事例など、
素晴らしいプロジェクトの報告がたくさん聞けました。



そして、これも最大の楽しみでした。
中島 岳志(政治学者)× 堀部 安嗣(建築家)トークショー


2時間半ノンストップでも、非常に有意義で、楽しいお話を聞かせていただきました。
堀部さんも、とても大好きな建築家の一人です。

前の日には、2次会、3次会とご一緒させていただき、
たくさんお話しさせていただき、本当に貴重な時間を過ごさせていただきました。
お酒飲むと、面倒見のいい、気さくな先輩という感じで、
立派な方なのに、全然気取らないところが、いい人だなぁと思いました。


というわけで
これからの家づくりのヒントを探しに、行ったわけですが、
いい暮らしをつくるお手伝いをする!
そのことが、ヒントというか、もう一度、確認できたこれからも大切なことだと感じました。


主催
一般社団法人 町の工務店ネット
一般社団法人 田園居住推進協議会  


2023年12月17日

これからの家づくりについて ①現実問題

僕は建築設計に携わり20年くらいですが、
そのほとんどは、戸建て注文住宅の設計をやってきました。

2023年の今、沖縄で一般庶民が家を建てることは、現実的にかなり厳しいことになってしまいました。
これまでにあったような、しばらく晴れ間を待つことで、建てられる!そんなものではないようです。

コロナがはじまり、暮らしについて、深く考えさせてもらいました。
そしてここ2年は、庶民が家づくりをする手立てについて、悩み続けています。


【20年くらい前】
設計事務所に勤めていたころ
僕がはじめて担当した住宅は、
移住者の老夫婦が、海の見える開発分譲地に建てた3階建てのRC造の家でした。
建物だけで、2200万円程度でした。

【15年くらい前】
沖縄ではインバウンド系の建設バブルがはじまり、
マンションや大型商業施設ホテルが次々に建ち並びました。

【8年前】
創業3年目くらいで、ようやく、はじめての自社物件の新築住宅を設計しました。
この頃の沖縄は、日当の高い、インバウンド系の大きな建築にばかり人手が流れ込み
住宅のような小さな建築には、職人が回ってこれず、1年中足場に覆われた現場の光景をよく目にしました。
沖縄の生活に欠かせない小さな建築は、そっちのけの状況を、何とか改善したい!そんな想いではじめたのが、
郊外の土地に、2棟の平屋を並べた混構造(CB+木)の2世帯住宅(後のトラストブロック)でした。
面積で案分すると、母屋の土地が600万円、母屋の建物1棟が1700万円、土地建物で2300万円程度でした。


【4年前】
糸満市の郊外に土地を購入し、トラストブロック(混構造の平屋)の5人家族の住む自邸を建てました。
土地が1200万円、建物が2400万円、土地建物で3600万円程度でした。

【1年半前】
コロナ渦に、私たちの暮らし観に興味をもった方が、
土地も建物も、家族構成もほぼ同じ条件で、建てたトラストブロックの家は、
土地が1900万円、建物が3000万円、土地建物で4900万円程度でした。

【今年】
家づくりのデザインのうち、土地選びが7割重要!と言っていたこともあり、
これまでは、土地選びからの相談がほとんどでしたが、
今年からは、土地選びの相談は、ほぼ無くなりました。
そしてついに、今年は土地を持っている方の相談のみになりました。

バブル渦の取引ビジネスで、価格が異常に高騰した現実を、素人の方が把握したからでしょう。
のんびりした郊外でも、細切り間口の敷地で、庭のない連棟の建売住宅が売れまくっているのが現実で、
異様な景観が生まれています。

昨年、知人価格で幸運にも土地を購入でき、
4人家族、21坪のコンパクトなトラストブロックで設計した家は、
建物だけで、3300万円程度でした。

【これから】
この10年だけみても、
郊外ののんびりした土地は、3~4倍程度に!
建物は、1.5~2倍程度に!
価格が大きく上昇していると思います。

一番の問題は、
今年、家づくりを立ち止まらせた方々(低質な細切り建売連棟住宅や、マンションを選べない人)を、
来年以降、どう誘導してあげればいいのか?
悩み続けています。。。


(注)この記事の家づくりの価格には、設計料や諸経費(銀行手数料、登記、保険など)は含まれていません。  


2023年06月11日

カメハウスが毎日放送「住人十色」で紹介されました!







毎日放送で15年も、つづく人気番組

「住人十色」の2023/6/10放送で、カメハウスが紹介されました!!

このような特集でのテレビの撮影は、初めてで、、、

本当に、撮影から打合せまで、楽しかったです!!












見逃し配信は、TVerで6/17(土)夕方まで視聴できます。



この機会に、是非ご視聴ください!!


カメアトリエでは、これまで、主に家づくりの設計をやってきました。

しごとの目的は、豊かな暮らしづくり

家を設計るのは、そのための一つの手段という考えで、やってきました。

今回の番組では、自分の暮らしをもって、そのことを、わかりやすくお伝え出来たように思えます。






撮影後は、ディレクターの質問にいくつかお応えするだけで、

映像の確認などは特に行わず、本放送を迎えましたので、

正直、見逃し配信で視聴するまで、本当にドキドキでしたが、、、

さすが、伝えるプロのしごと!!

私たちのカラーを熟知していただき、楽しく、わかりやすく伝えてくれていました。

番組のスタッフさん方、本当に素晴らしい仕事で、家族の大切な思い出になりました!

この場にて、感謝いたします。





そして、宮地眞理子さんと、風をつまみに乾杯したビールが、本当に特別な味となりました。

まだまだ飲みたかったなぁ...また、カメハウスにビール飲みに来てくださいね(笑)  


2023年05月18日

タイムス住宅新聞で「テンハウス」を紹介いただきました!







タイムス住宅新聞WEB版



はじめのプレゼン以上に、

ニワトリや犬と一緒に、地面に接して、伸び伸びとした暮らしをされてます!!


ご自宅で、発酵料理の教室もはじめられていますので、

ご興味のある方は是非、料理と暮らしの見学に!!

発酵心地OKINAWA  


2023年02月18日

収納量は、早めに納得!最後に広げない!ことが大切ですよ

カメアトリエの家づくりでは、


基本設計の最初の方で、収納について具体的に検討してます。

間取りが固まる前に、一旦、現状PLANの収納量を、具体的に把握してもらうことで、

間取り決定後の収納不安を解消することが狙いです。

特にコンパクトな家ほど、これをやっていないと、あとあと大変なことになりますね。。。
恐ろしいです。。。



でも、待って!設計の最初で、寸法値など正確でもないのに、
どうやって具体的に把握するの?...

実は、素人の方には数値で伝えても、なかなか伝わらないのです。
これ本当です(笑)
頑張って計算しても、駄目なんです!!

だから、数値はあまり必要ではありません。

必要なものとは、次の4つです。


「実物と近いものから、感覚的につかむこと」




最も安心するのは、リアルに比較することです。
僕の家(カメハウス)は、設計の間、何度もクライアントに見てもらいます。


だいたい、僕の家のものがどこに収まっているか?溢れているか(笑)
使い勝手がどうかまで、体験でき、それでまず、感覚的に掴んでもらいます。


「体験したものと、単純に並べて比較する」


収納展開図でカメハウスとの比較をします。


図面の上は計画中のプラン、下はカメハウス(スタディ-ハウス)の収納展開図を描きます。
そして、部屋ごとに、上下並べます。


まずは、描き込みの密度で、すぐに見て比較できます。


そして、しっかり容量を計算してあげるので、さらに安心してくれます。

「わかりやすい単位で、大きさを知る」


(縮尺1/50で20cm/マスの図面)
カメアトリエでは、RC造の建物であっても、ブロックモジュールを採用してます。
なぜなら、カメアトリエのマス目だからです!
打ち合わせでは、メジャーもほとんど使いません。


アトリエのブロック壁を見ながら、ミリやセンチではなく、ブロック何個!と説明します。
例えば、「リビングの壁面収納はブロック9個の幅です。アトリエのこの壁が7個ですから、あと2個分大きいですね!」とか…
素人の方でも、即答で「充分ですね!」と言ってくれます。
寸法を知りたければ、1マスが20cmなので数えてください!と伝えます。

「モノが確実に収まっている絵を見て、安心すること」




モノや人をたくさん描き込んであげることで、使い勝手や、寸法がより伝わります。
空間は相対性ですから、図面に落書きを沢山施す方が、素人の方には、より伝わりやすいです。
「図面の図はモノや人で、面(地)は建築」というくらいです。


最後に、
収納の検討で、モノを描くことで、よりリアルな会話が生まれ、話も盛り上がります。
例えば、泡盛が好きで、映画も好きということであれば、
その棚に酒棚とテレビを描きます。
棚だけではなく、ゆったりしたソファーに、サイドテーブルがあれば、
楽な姿勢で、お酒も飲めるよね!とか、、、
いい雰囲気で見るために、ランプを置こう!とか、、、
こうやって、モノが間取りに波及していきます。  


2023年01月06日

2023年 あけまして おめでとうございます



2023年賀状より

昨秋に訪れた 鈴木大拙記念館(金沢) の 水鏡の庭 

水面を境に天と地(水面)を反転しても、さほど違和感がありません。

でもよく見ると、地(水面)には、そこが地(水面)であることが見えてきます。

天と地の差とは、本当に些細な違いだと感じました。


本年もどうぞよろしくお願い致します。  

Posted by came at 09:33Comments(0)掲示板日常

2022年12月29日

2022仕事納め

カメアトリエは、本日で仕事納めでした。

年内やり残したことがあり、、、、来年しようかと思ってましたが、、、



急遽、やることに決めました!!

今秋に、浦山先生の本棚から頂いた本のための本棚(浦山文庫)を作成しました!!
(細かい作業は残りましたが...)



アトリエの余っていたランバーコアを使い、バタバタ何とか「本を納める」ことができました~




来年から少しずつ手に取っていきます!!




そして正月飾り 第して 「イケ花ブロック」もできました(笑)

花






さて、今年はカメアトリエ10周年でした...

正直、苦労の連続でしたが...節目にふさわしい良いこともありました!

「第2回日本建築士会連合会建築作品賞」において【奨励賞】をいただくことができました!!






次の10年のことを、ゆっくり考え、来年も一つ一つ丁寧に仕事をしたいと思います。

今年1年、たくさんの方に大変お世話になりました。

ありがとうございました。。。

来年も、どうぞ よろしくお願い致します 


  


Posted by came at 19:01Comments(0)掲示板

2022年12月16日

大学1年生の「住宅設計課題」特別講義をやってきました~

僕の母校である「沖縄職業能力開発大学校」 (長いので「ポリテク」と呼ばれています)

住居環境科(建築学科)にて、特別講義をやってきました。




恩師である山城先生にお声掛けいただきました。

僕は7期生で、現役1年生は31期生だと...

24年前、高校卒業をして、鹿児島から単身沖縄に来た当時のことを、思い出しながら

後輩たちに、自分の経験から、大切と思うことを、伝えてきました。



100分の2コマでしたが、、、聞いてる方が大変だろうなぁというくらい、たっぷり話しました(笑)

こんな感じの話...

建築とは「人間の営みを支える器」で、住まいは「人間の暮らしを支える器」です...

大規模な彫刻や芸術とは、そこが違います!

特に住宅は、内側が重要です!

だから、住まいをつくる目的は、建築を造ることではなく、暮らしを創ることなんです。。。






「営み」をアニメの絵コンテのようにたくさん描いてください。

その場面の背景に映るもの(舞台美術)を、設計すればいい!




図面は、建物の作り方説明書なだけなので、施主(素人)に伝わりやすくするために、

添景(人やモノ、会話など)を、たくさん描き込んでください!






実は専門性以上に「卓越した素人観」が重要です。

これから専門性を磨いていくと、今君たちが持っている「大切な素人観」が失われていきます。

専門性と同時に、素人観も、学んで欲しいです。



「わかりやすく」伝えることが、とても大事です。



小学生や中学生に話すよりは、随分気楽でした~

大学、専門学校の講師依頼など、是非お声掛けください!  


2022年11月11日

家づくりでは、土地選びのデザインが7割大事!!【その1】

家づくりは大半の方が、初心者です。

僕は、これまで、たくさんの方々の家づくりをお手伝いさせてもらいました。

2019年には、はじめて施主の立場に立ち、自邸「カメハウス」を建てました。

自分が施主になってみて、わかったことは、大いにありますし、

それまで、思っていてことが、ちょっと違っていたことにも気付きました!

色々、ありますが、これから家づくりをされる方へ、大きなアドバイスとして

最初に行う「土地選び」のデザインで、7割くらい決まってしまうということです。

特に、庭を中心に、大きな暮らしをしたい方は、参考にしてください。



「土地選び」のデザインのポイント!

①まず、どんな暮らしがしたいのか?暮らしの場面を具体化する。

 →当人だけで話すのではなく、わたしたちに相談いただき、環境や地域、土地の広さなどの条件を整理します。

②「的」を絞る!

 →家づくりの総予算から、建設費や設計料を差し引き、土地購入の予算を割り出します。

③「情報」を得るよりも、与える!

 →希望する土地の広さや、金額の情報を、その地域の宅建士に、与えて回ることで、新鮮な土地情報を得ることができます。

④「直感」と「ストーリー」を大事にする!
 
 →土地に初めて訪れた時の印象と、その土地と出会った経緯は、最終判断をする際に、最も安心材料になると思います。

⑤「建築士」によるプレゼンテーションを見た上で、土地の購入を決断する!

 →以前と比べて、土地を購入してから、初めて顔を合わせることは、ほとんどなくなりました。とても、いいことだと思います。
  大半の宅建士「宅地建物取引士」は、いち早く!なるべく高く!取引することを目的としています。
  ですから、暮らしづくりを、しようとしている方々とは、その判断のスピード感や、暮らしの価値観など、合わせる間もないのです。
  暮らしのイメージを可視化してから、購入するように、強くお勧めします。












「土地選びの推薦書」

建築と不動産のあいだ (著)高橋寿太郎

よくわかる土中環境 (著)高田宏臣

正直不動産 (著)大谷アキラ  


2022年10月05日

第2回 日本建築士会連合会 建築作品賞 【奨励賞】に!

この度、
第2回 日本建築士会連合会 建築作品賞 
居住・生活空間系の建物の部門において、
カメアトリエの設計した「カメハウス」
【奨励賞】を受賞しました!!!!!!

日本建築士会連合会HP











カメハウスは私の自邸であります。
そして我々の特徴でもあります「トラストブロック」というセミオーダー建築の7棟目にあたります。
今回の受賞は、カメハウス一つの建物の評価というよりも、
カメアトリエが、これまでやってきた「トラストブロック」というシステムの取り組み、その建築活動について、評価をいただいたと思っております。




カタチが同じでも、場所や家族や用途、それらが異なるだけで、建築の営みはそれぞれ異なってきます。
カメアトリエが、住宅に求める建築の特徴は、カタチの個性ではなく、まさに営みの個性です。






カメアトリエの同じ思想のもと、つくられた建築を、座標の上に配置してみます。
その時に、それらの重量の中心、重心となるものがカメハウスだと考えています。

カメハウスを設計するときに、一番大事にしたことは、平均的であること、最も標準的であること、
カメアトリエの想いをシンプルに伝えられること、そこにこだわりました。

ですから、今回このような賞を「カメハウス」でいただいたということは、
言い換えてみれば、その重心を生みだしている、これまでに携わってきた建築や、
これまでにカメアトリエを育ててくれたクライアントの皆さん、
そして、私どもカメアトリエの活動を、一緒に進めてきてくれた仲間、大切な家族、みんなでつかみ取ったこの賞だと思っています。
皆さんと一緒に、この受賞の喜びを大いに共有したいと思います。




カメアトリエは、今年10周年です。
そのような年に、これまでの建築活動を評価していただいたことで、記憶に残る、大切な節目とすることができました。
これからまた、10年先のことを想い、コツコツと活動を続けていきたいと、想っております。

最後に、カメアトリエが、続けてきた、建築生産のシステムデザインを、
評価していただいた審査委員の先生方、
雨の中、二次審査で、カメハウスまでお越しいただいた、横内敏人先生、菅順二先生に、心より感謝申し上げます。  


Posted by came at 14:11Comments(0)掲示板メディア掲載

2022年08月19日

外部木部(カメハウス編)の塗り替えメンテ 2022.08

コロナのステイホームは、メンテチャンス!!
僕たちも、7、8月とチャンスが来ました!

コロナのお陰で、昨年から、やると言って出来ていなかった。。。
外部木部の塗装メンテ(今回は鼻隠しと破風板、パーゴラ、ウッドデッキ)ができました~




外部木部の塗装メンテについては、
2年前、はじめてのステイホームの頃に、アトリエmさんの事例を記事にしました。

2020/09/19
メンテナンスのすすめ(外部木部の塗装)
次のステイホーム期間を、ポジティブに過ごすために、家のメンテナンスについて、クライアントさんと情報を共有したいと思っています!今回は、アトリエmさんの「外部木部塗り替え」の事例です!アトリエm(トラストブロックLOT.03)さんは、2016年に完成した建物ですが、なんと2年後の2018年には…



今回は、コロ夏休みのステイホーム中に、カメハウスで行った事例を紹介します!

外部木部塗り替えメンテ
要点は大きく5つ


P1 タイミングは?
 
 □1回目は、必ず築3年以内にしましょう!
 (2回目以降、メンテスパンを延ばしても良くなってきます!)
 
 □紫外線で劣化し、銀色が多くなった状態

 
 □塗膜が、ところどころ剥がれている状態


 □カビなどで黒ずみが、多くなった状態

 ※いずれか一つに該当する場合は、覚悟を決めてください!!
 ※当然、環境や方位、部位により劣化の状況が異なりますので、
  メンテにか掛けられる時間的なことなどを、考慮しながら、
  劣化のひどい面だけ行うのか、全面行うのか? 
  無理のない計画を立てる。


P2 そのまま塗っていいの?

 □塗膜が剥がれている場合は、塗膜を除去してください。
  高圧水洗浄機(家庭用)で、簡単に除去できますが、
  水を絞り過ぎずて、木にめり込まないように注意してください!!


 □水で洗浄し、1~2日晴れ間で乾燥させてから塗装してください!
  ※今回のメンテ東面鼻隠し


 □汚れも少なく、時間もない方は、乾拭きで拭いてから、塗装してください!
  ※今回のメンテ南面破風板(トラス窓の方)

 □塗装屋さんであれば、必ず研磨するでしょうが、
  素人は、無理してそこまでやらなくても良いと思います。

 □汚れなど、ちょっと気になる箇所は、サンドペーパーで軽めに研磨してください。




 □クモの巣、ドロバチの巣などは、撤去してください。
 ※ハチが活動している場合は、メンテをしばらく断念してください。
 ※今回のメンテ北面は断念!!

 □樋やガラス、水切りなどは、マスキングテープなどで養生してください。
 ※養生をちゃんとやると、塗装時間はとても短縮され、きれいに塗れます!




P3 何を買ったらいいの?

 □塗料
☑キシラデコール(シルバー系と調色できる!)(ホームセンターに有り)
  □スーパーウッドステイン(やや安い)(WEB)
  □クライデツァイト「ウッドコート」(こだわり派)(WEB)
   
   ※今回のメンテ使用材料【キシラデコール】
     オリーブ : シルバーグレイ = 2:1   



   ※どれも良い点がありますが、メンテがルーティン化するまでは、
    すぐに材料を買いに走れるものが良いと思います。

   ※元の色と同じか、濃くする必要があります!

   ※シルバー系を混ぜると、メンテの違和感(厚化粧観)が抑えられます!

   ※キシラデコールの 茶系の色 : シルバーグレー を
    2:1 の割合くらいで購入し、配合すると良いでしょう!


   ※2回塗りが耐久性はいいですが、厚化粧感が気になる面は、
    メンテ頻度を上げて1回塗りでいいと思います。

  □刷毛 ※柄の部分がポリ製で、毛の部分だけ交換できるものがオススメ!


  □マスキングテープ

  □マスカ養生

  □ペン管 ※でっかいジョッキみたいな手に持てるタイプが使いやすい!


  □ペンキ落とし ※垂れた場合など

  □ボロ布

  □作業台 ※DXP-S120Aオススメ!作業時間相当短縮できます!
  ※特に、トラストブロックユーザーの方には、おすすめです。
    内部トラスや小屋組みの掃除も、安全に隅々まで、できます!

高さ1200mm、幅1500mm、4本足伸縮機能付き


P4 どれくらい時間がかかる?

  □鼻隠し(長手片面)塗装だけでは、休憩しながら、2時間弱でした。
【BEFORE】





【AFTER】



  □破風板(トラスガラス片面)だけでは、ガラス養生もいれて1.5時間程度でした。
【BEFORE】




【AFTER】



  □高圧洗浄や、一部研磨などは、準備から片付けまで2~3時間でした。

  □僕の場合、検討時間が2日かかっています(笑)。。。

P5 日影スペースを用意する! 

  □休憩、塗料の配合、ペン管への補充などのスペースを必ず確保しましょう!!


  □ペン管の塗料は、こぼす危険性を考慮して、少なめに入れておきましょう!
   ※こまめに休憩がとれます!

  □急な雨降り時に材料など道具や材料などを守ります。



突然やってくるステイホームに備え、材料だけ段取りしておくといいと思います!

カメアトリエのクライアントの皆さん

メンテは、家への愛情♡ がんばってくださいね!


【MEMO】2022.08
①鼻隠し(東面):高圧水洗浄→キシラデコール(オリーブ:グレーシルバー=2:1)1回塗り、2時間
②鼻隠し(西面):軽く#100ペーパーと刷毛→キシラデコール(ピニー)1回塗り、3時間(植栽剪定含む)
③破風板(南面):軽く#100ペーパーと刷毛→キシラデコール(オリーブ:グレーシルバー=2:1)1回塗り、1.5時間
④パーゴラ(南面):#100ペーパーと刷毛→キシラデコール(オリーブ:グレーシルバー:ワイス=2:1:4)1回塗り、4時間※
⑤南面木製網戸:【外】#100ペーパーと刷毛→キシラデコール(オリーブ:グレーシルバー:ワイス=2:1:4)1回塗り
           【内】#240ペーパーと刷毛→キシラデコール(ピニー:ワイス=1:1)※耐水ペーパーは、汚れが浮きよくなかった!
⑥ウッドデッキ:
※すべて刷毛塗り後、直ちに布拭き取り  


2022年06月07日

小学5年生のみなさんに!

糸満市立兼城小学校にて、職業講話をしてきました!



私の住む地域の小学校です。



子どもたちに、なぞのBOXを教室まで運んでもらい



授業直前にふたを開けると「うわぁ~すげ」。。。わさわさ。。。



昨年同様、講話の前に興味を引く!作戦大成功!!

講話は30分程度で

■建築士に必要な能力



■家ができるまで















を話しました。

その後は、質問や、模型や図面、プレゼン資料を、自由に見る時間としました。


たくさん質問もありました!


Q:家の中でこだわっているのは何ですか?
A:写真には写らない...♪木の香りや、床の肌触りなどの感覚です!(聞いたことある歌詞のようでした)



Q:大変だったことはどんなことですか?
A:大変だったことは、たくさんありすぎて覚えていません。
 先生もそうですよね(先生に振る)
 でも、大変なこと < うれしいこと  
 嫌なこと < 好きなこと であれば、続けられると思うので、
 好きなことをやってください。



中には建築家になりたいという子もいました。

小学生に話すと、純粋な眼差しで、反応がわかりやすいのがいいですね!

  
タグ :職業講話


Posted by came at 16:06Comments(0)講話・授業など

2022年05月24日

2022年04月16日

テンハウス「オープンハウス」やります!!




場  所: 豊見城市長堂140−5のお向かい
      グーグルMAP

建物概要: 一戸建ての住宅、混構造平屋建て(木造+CB造) 

参加方法: 予約なしでもOKです!
       建物の説明など直接、話を聞きたい方は、ご予約ください!

お問合せ: cameatelier@gmail.com (カメアトリエ 亀崎)


※コロナ渦での開催なので、室内は2組ずつ(20~30分程度)の見学とさせていただきます。
※同時に入室できるのは、2組までとさせていただきますので、譲り合いの精神でお願いいたします。
※新型コロナ感染症の流行の状況次第では、オープンハウスを中止する判断をさせていただきます。



STOP COVID_19 ☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓
新型コロナウィルス等感染予防対策

□ 下記に当てはまる方の参加はご遠慮願います。
 □ 頭痛のある方
 □ 37.5℃以上の発熱がある方(入室時に検温を実施)
 □ 咳や息苦しさなどある方
 □ 味覚・臭覚に異常を感じる方
 □ 倦怠感や風邪症状のある方
 □ コロナウィルスやインフルエンザなどの感染者と濃厚接触の疑いがある方

□ ご来場・入室時のルール
 □ 検温で発熱、咳などがある方は、入室をお断りさせていただく場合があります。
 □ 入り口にて、手のアルコール消毒を実施させていただきます。
 □ 各自マスクの着用をお願いいたします。
 □ トイレは不使用となりますので、ご来場前に済ませてきて下さい。 
 □ ご予約以外の方で、入室待ちがある場合は、駐車場か、庭にて順番をお待ち下さい。

☑ カメアトリエの感染予防対策
 ☑ カメアトリエで,上記症状に該当する場合、開催を中止させていただきます。
    ご来場の際には、必ず「カメアトリエのブログ」をご確認下さい。
 ☑ 1組20~30分程度の見学時間とさせていただきます。
 ☑ 同時に入室できるのは、2組までとさせていただきます。
 ☑ マスクを着用し、ご案内させていただきます。
 ☑ 普段通り、風通しの良い状態にしておきます。
 ☑ ドアノブや家具など触れやすい部分は、定期的に消毒を行うようにします。

感染予防対策へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

STOP COVID_19 ☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓☓




2020年4月に新型コロナ感染拡大の第一波のステイホーム期間というのがありました。
これまでに経験したことのない、社会活動自粛生活が、様々な人に、暮らしを見つめ直すきっかけとなりました。

テンハウスの施主であるYさんから、ステイホーム後の5月に相談がありました。
「住んでいるマンションを手放して、平屋に住みたい!」というものでした。

その動機は「小さい男の子が2人いて、今後またステイホームがあるかもしれない…と考えると、
マンションでの生活に限界を感じた」とのことでした。

活発な子ども達を、じっとさせないといけないので、家族ストレスが溜まること。
子どもたちが騒ぐと、クレームがくるかもしれない。。。という不安
これからの暮らしには、庭が必要だと、強く感じ、
5年前に新築で購入したマンションを手放す決意をされたのでした。

それから、土地探しを、必死でがんばり、前向きな想いと、
バブルで跳ね上がった価格の現実、売主との交渉など、我慢の連続で、
ようやく、ようやく、10月に理想の土地と出会い、即決!

これ以上ない!本当に理想の土地を、自分のものにできたのでした。

そして、いよいよ建築のプレゼンテーションを行うときに、
「この家族は、家を建てるということよりも、土に接した暮らしを手に入れたのだろう!」という想いで、
マンション10Fのくらしから、平屋の1Fのくらしへ移り住む、ことをメインテーマにしたいと思いました。

それで、10Fのテン、またトラストブロックも記念すべき、LOT.10(テン)ということで、
「テンハウス」と名付けたのでした。

道路から離れていることで、落ち着いた秩序が保たれ、
南に大きく開いた土地の向かいには、果樹園があり、
その背景には、開放感を感じさせてくれる、広い空と尾根。

日当たりも、風通しも抜群に、気持ちいい「家と庭」のすまいとなっています。
この機会に、テンハウスの居心地を、体験にいらしてください!



  


2022年04月03日

テンハウス4/10【にわづくり】やります!



テンハウスは、周囲に果樹園や、文化財のオアシス(井戸)があり、
開放的で、潤いのある環境です。



ですから、その環境に境なく溶け込んでいくように、
プレゼン当時から、家廻りの計画には特にこだわってきました。




建物の躯体工事の段階には、開口越しの景色を何度も確認し、
建物の内部空間を通して、向こう側の景色と境なく連測していくことをイメージしてきました。
(アプローチの樹→内部空間→庭の樹→果樹園の樹)



そして、内部からの景色をより美しくするために、



にわを、どうデザインしたらよいか?イメージしてきました。



アウトセットで、奥行きのある開口枠は、にわをより美しく見せる額縁でになります。




アプローチは、短い距離で、気持ちをほぐす空間にしたいと思っています。



足元の彩り、木製建具、Rのコンクリート庇。



駐車場から玄関まで。




約25mの長さがある南庭は、お向かいの果樹園までも、



平然と自分のにわであるかのように、
何気ないデザインにしなければなりません(笑)



「10Fのくらしから、1Fのくらしへ」
土のベランダは、安全で、ひろがりを生む、変化のある場



「テンハウスのにわづくり」

4/10(日)9時ころから、芝生と垣根、樹を植えます!

もし一緒に作業したい!という方は、若干名受け付けますので、

カメアトリエまで、お問い合わせください。cameatelier@gmail.com

座安樹苗園の座安さんの指導のもと、にわづくりを楽しみます!  


2022年02月10日

昭和36年創刊 【ブロック通信】 第3174号に掲載されてます!






はじめて、【ブロック通信】さん取材のオファーをいただいた時、

新聞のタイトルにしびれました/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

ブロックの新聞があったなんて~~~

しかも、創刊61年で、週刊紙、3174号!!

よくもまぁ、、、ブロックネタで、これだけやってきたとは、、、恐るべし!!

と思いましたが、時代の傾向に合わせ、柔軟にコンクリート二次製品全般を扱ってきたようです。

昨年の沖縄建築賞をご覧になり、カメアトリエのこと「トラストブロック」のことを知ったそうです。

↓ 画像クリックで記事読めます







【主張】というコーナーは
筆者の私見が書かれているのですが、新聞になって初めて読みました。
面白かったです(笑)

現在、コンクリートブロック建築は、全国的にほぼ、沖縄で(北海道でもにわかに)建築されていますが、
全国普及の手立てを、取材で問われました。

はっきり、全国普及は厳しいでしょう!とお応えました。
なぜかというと、僕も内地出身ですが、沖縄に来るまで、ブロックの建物が身近ではなかった、
内地では、ブロックと言えば、「ブロック塀」なんです。
カビの生えた、たまに苔むした塀で、風情があるように見える。
ブロックと人との関係は、それくらいのものです。

沖縄では、よく石積み文化のことや、石灰岩の島だからとか、、、言われもしますが、
米軍基地の外人住宅や、戦後の住宅復興、花ブロックの開花など、
単純に、建築物としても、景観としても、長い間存在してきた、
人とブロックの関係が身近なんです。と、、、、


創刊61年の【ブロック通信】さんが、長い取材の最後に期待を込めて、
投げた直球ど真ん中のボールを、僕はまさかのバントをしたようでした(笑)  


2022年02月07日

屋根のカタチ



テンハウスは、早いもので上棟を迎えました!

恒例の棟木入魂(むなぎにゅうこん)の儀は何度見てもいいものですね~

どこかケーキ入刀のような共同作業で、
皆さん、幸せな初々しい表情を見せてくれます(笑)







さて、これで、沖縄に住むこの家族を、ヒノキの森が包んでくれます!


今回は、トラストブロック10棟目ということで、節目、



今まで、5棟を施工してくれた、
建築学科の同級生で、㈱尚建の社長でもある、新垣監督とのツーショットで、
棟木入魂の記念撮影をしました(恥)



信頼できる友人と、こだわりを持って、建築づくりができることを、本当にうれしく、ありがたく思ってます!!




テンハウスは、遠くの丘から見下ろすことができます。



工事の様子を、じ~っと見ていると


風景画の小さな部分に、筆でタッチを加えた感じがしました。

小さな家ですが、風景を彩っているだなぁと、自分たちの仕事に向き直すことができました。



テンハウスの施主さんは

「トラスがのると、急に家らしいカタチになりますね~」と、うれしそうに話していました。

ほとんどの施主さんが、同じような感想を話されます。

やはり、屋根への強い想いは、皆さん共通しているのかもしれませんね~





この日は、土曜日だったので、トラストブロックLot.7のカメハウスのメンバーも、

テンハウスの上棟お祝いに駆けつけてくれました!

同じつくり、同じカタチなので、子ガメたちは、

自分の家が出来たあのワクワク感を、少し味わっているそんな感じでした(笑)




テンハウスのお施主さんから頂いたビールと、おつまみ、お手紙で、
週末の夜気分良く過ごすことが出来ました!

Yさん、ここまで来ましたね!
あと少し、家づくりを楽しんで行きましょうね!
  


2022年01月04日

新年 あけまして おめでとうございます



気持ちの良い天気で、新年を健やかに迎えることができました。




元旦は、ポカポカ陽気だったので、日中は庭で読書をしておりました。





ひとの居場所をつくる
~ランドスケープデザイナー 田瀬理夫さんの話をつうじて~
西村 佳鉄 著


いいことばが、たくさん載っていましたが、中でも、

私たちが毎日繰り返している、ごく他愛のないことの積み重ね、
つまり生業や暮らしのデティールこそが文化であり、それが景観(ランドスケープ)をも形づくる。
であるなら景観をつくろうとするのではなく、まず人の営みを形にしよう。





日本のまち並みがバラバラな寄せ集めになってしまうのは、
土地も人も細分化されてゆく流れが税制的にあり、
さらにその上「隣と同じでは嫌」という人々の感覚もあるんでしょうね。

結果的にどこもかしこも「らしくない」状態。みんな捏造品で。
「同じものが少なすぎる」んですよ。



という部分が、印象的で共感しました。

今年は、たくさん本を読みたいと思います。




1月2日には恒例の書初めをしました。



子どもたちも年々、用意した紙が足りないくらい、楽しんでやっています(笑)






2022 僕の書

何度も見返させることばを選びました。



まだまだコロナ渦ですが、
焦らず気を付けながら、活動していきましょう!

皆様にとって、良い年でありますように.....


なお、新年は1/6より営業をはじめさせていただきます。
  


Posted by came at 06:34Comments(0)掲示板

2021年12月28日

今年も一年お疲れさまでした~

今年は、昨年以上に、コロナウィルスが蔓延し、

私達の日常生活に、多くの支障をきたす事になりました。

個人的には、コロナ渦の活動2年目の方が、正直1年目よりも、とてもきつかった。。。

自粛しながらの活動は、自分の時間を3時間早めたり、仕事の時間を小割に確保したりと、、、、

規則的に休息をることができず、途中で自粛疲れを起こしてしまいました。

生活のリズムと、メリハリが大切であることを、痛感しました。。。。



11月頃から少しずつ、日常が戻ってきていますが、

どこかに、またあの悪夢のような日々を心配しながらの生活。。。

緊張せずに、力を抜いてバランスを取れるように、まだまだなれていません。。。

来年は、心のバランスを、しっかり見つめて活動したいものです。



さて、今年は大変な年でしたが、、、、うれしいことも、たくさんありました!

●アトリエm(トラストブロックLOT.03)沖縄建築賞「奨励賞」を受賞しました!

●長年の夢であった”LIFEPAGE”という読み物が出来ました!


ムイハウス竣工!

かふーわ知念竣工!

リボーンハウス(トラストブロックLOT.09)の竣工!

●久しぶりに師匠との再会

などなど、、、



コンタ画


今年も一年、お世話になりました。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。



※年末年始の休業は
 12/29(水)~1/5(水) とさせていただきます。

※来年の年賀状は、控えさせていただきます。
 (コロナ渦での郵便業務集中を軽減するため)  

Posted by came at 13:26Comments(0)掲示板

2021年12月25日

同じ地で新しい暮らしが、、、

リボーンハウスは、



先週末にオープンハウスをさせていただきました~


施主のMさんは、一日も早くお引越しをしたい!という気持ちでいっぱいだったと思いますが、





「家づくりを考えている方の役に立てればと、、、」この機会を設けてくださいました。


期待以上に、たくさんの方に、ご来場いただけたので、本当に貴重な機会になって、よかったなぁと思いました。


Mさん、ご協力いただき、本当にありがとうございました





オープンハウスから数日後、、、お引渡しの日、


Mさんは「帰りは、新しいリボーンハウスに帰ってくるのよ~」と


これまで住んだアパートから、お子さんを学校に送り出したそうです。





新しい家は、もともと旦那さんのご実家があった慣れ親しんだ場所での建替えでした。


それで「同じ地で新しい暮らし」それが、リボーンハウスのキャッチフレーズでした。





袋小路の群れが集まった住宅密集地ですが、


そこで庭を囲むように建物を配置し、内部からは、雨端、庭が、緩やかに連続していく開放的な空間が用意できました。


オープンハウスで、長い時間過ごして気付いたこともあります。




庭にベンチをだして、建物に向かい座っていた時、雨端空間(デッキ)の深い庇で、




周囲の建物が隠れ、空だけが見えたのです。




庭に座って、家の中を見ることは、さほど意識していなかったのですが、


この眺めが、暮らしを眺めるのに、とてもいいアングルだと気付きました。




玄関からも、寝室からも庭が見えます。





境界にある長い木塀の影は、







建物には、きりっと!



庭には、ゆる~い影をつくっていました。



小さくても、庭があると、内部空間の開放感も、影の変化も楽しむことができ

暮らしにゆとりが生まれてきます。

Mさん、これからの暮らしを、のんびり楽しまれてくださいね!