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2017年02月24日

考えどころ「用紙」か「スケール」か...

考えどころ「用紙」か「スケール」か...

カメアトリエで使用する用紙は、A3用紙が大半(usual)です。
住宅規模でしたら、平面詳細図(縮尺1:50)が、だいたい入るんですが...
最近は細長い建物を設計することが多くなり、
ついに、S=1:50の図面がはみ出してしまいました(汗)

考えどころ「用紙」か「スケール」か...
基本設計では、このようにトラストブロック工作キットを使うことが多いので
付け足していくことにあまり抵抗はありませんでしたが、

基本設計の承認をいただくときに、どうせ切り貼りするのなら
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「巻物」にしてみるか!とやってみました。
考えどころ「用紙」か「スケール」か...
「これ、今のアパートの共用廊下で広げないといけないですね~」
と、クライアントの一言。確かに(笑)

基本設計では、わかりやすさを優先しS=1:50で最初から最後まで通しましたが、
実施設計に入ると図面が主体になります。
プロッターでは、何百枚という図面を何度も出すのには不便です。

考えどころ「用紙」か「スケール」か...
一般的にはここで、スケールをS=1:60に小さくします。
そうすると余裕で入りますし、

考えどころ「用紙」か「スケール」か...
最近は、持ち運びやすい見開きA3サイズの製本がスタンダードです。

でもS=1:50に、こだわりがあります。
ものさしの数値÷2で読めるから!
模型材料を選びやすい!
いたってシンプルで見やすい!バランスのいい縮尺なんです。

考えどころ「用紙」か「スケール」か...
「困った困った」ここは考えどころです。S=1:50の人々

念のため、複合機の説明書を読むと
A3ワイドまで使用可能と書いていることに気付きました。
そしてA3ワイドやA3ノビという名で、サイズがまちまちのunusualな用紙がたくさんありました。

考えどころ「用紙」か「スケール」か...
A3サイズ297×420mm → A3ワイド(ノビ)サイズ305×457mm
※プリンタにより表記、サイズ異なる
横方向⊿37mm = CB(コンクリートブロック)4ヶ S=1:50の場合

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トラストブロック、S=1:50、用紙A3    → 29.2坪程度まで入る
トラストブロック、S=1:50、用紙A3ワイド → 31.6坪程度まで入る
※カスタマイズなしの場合

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工作キット→図面→模型 ※全てS=1:50
最初から最後まで、同じスケールで表現することで、
クライアントにとっては、空間感覚のズレが起こりにくいと思います。
しかし、用紙を変えるとコストがかかりますね。
※通常A3用紙の5倍の価格で購入しました(笑)

10倍のコストならスケールで操作したかと思いますが、
バランスを考え、できる限りわかりやすさを優先したいと日々考えています。







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Posted by came at 15:32│Comments(0)日常
 
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