2017年10月14日
テオヤンセンのビーストに会ってきました!

沖縄県立美術博物館で開催されている
テオヤンセン展に行ってきました!









個人(実行委員会)で実現された企画展だけあって、展示の方法が実にユニークでした!
わたしたち家族が美術館に来ると、必ずといっていいほど、うちの小亀たちは、
学芸員さんから、イエローカード(警告)を再三受けてしまいます。
今回の展示では、写真撮影OK!触れてよいものあり!動かせるものあり!など。。。
子どもはもちろん、大人も気軽にテオヤンセンの世界に触れることが出来ました!


あれ!?ケンジヤンセンさんの。。。
ビーストについて、購入した本を読むと
はじめは、オランダが水没するのを防ぐために
砂浜を増やす生物が必要というテオの思想で生まれたそうです。
そしてビーストは進化し、風を食べて生きるようになったことで、
他の動物と食物連鎖で争うことなく、存続できるようになったそうです。
なんて思想的でロマンチックなんだろう~

ビーストたちと会って、久しぶりに20代前半の頃を思い出しました。
僕はオランダが大好きで、旅しました。
好きなところは、海抜以下の土地で、小国にも関わらず、大繁栄したその不思議です。
風車の家にしても、跳ね橋にしても、ボートハウスにしても、独創的ですが、
彼らの日常で、普通の生活文化でした。
結局、合理性を追求したメカニカルなアクティブシンキングが、小国の発展をもたらしたのだろうと感じました。
しかし、旅の中でもっと大事なことに気付きました。
一見メカニカルなものは、グラフィカルに映りがちで、伝わりにくいのですが、
実際に近くで見たり、触れたりすると、特にデティールに手作り感と、やさしさが感じられました。
あえて求められていないものが、そこに宿っていたので、特に感動したのを覚えています。
塩ビパイプでできた、ビーストたちも、テオの手仕事から生まれた、やさしさが現れているように思えました。

11月には、沖縄のビーチで、実際にビーストが歩くそうです。
夢見る、いい大人たちの仕事に拍手です!!
Posted by came at 14:04│Comments(0)
│鑑賞もの