2019年09月26日
色々論

ポッターハウスは、サッシュも取り付き
そろそろ内部工事に入るところです。
だいたいこの段階で、外壁内壁の色を選定します。

色は建築の材料の中でも、とても不思議な材料です。
なぜかと言うと、どんな色を使っても、ほとんど同じ金額ですが、印象がピンきり変わるからです。
感動するいい色でも、え~という不快な色でも、平米単価は同じ金額です。
他の材料とは、そこが全然違いますね。
だから、値段では、いい色かどうかは判断基準にはなりせん。
ということは、センスが問われるわけです。裏を返せば、とても恐ろしい材料ですよ(笑)
恐ろしいので、あるいはコストを抑えて、色を塗らない、素地で行く!という判断もありますね~
これは、絶対に外れることは有りません!

ですから、色を選ぶことは、挑戦でもあります。すみません。ハードル上げて、、、
ポッターハウスのお二人も、色に対してのこだわりがとても強い方々で挑戦されています。
お二人の陶芸作品を見てもそうですが、、、
この数ヶ月、たくさんの外壁を見て、自ら色見本帳で測色をして、
明度0.5上げるかどうかくらいの会話ができます (ひゅ~ マニアック~ )

僕は10年以上同じ色見本帳を使用しています。
塗装屋さんから「新しいのあげましょうか?」とよく言われますが、絶対変えません!!

なぜかと言うと、これまで使用した色や物件名、グッ!と来た建物の色を測色して書き込まれているからです。
今回もポッターのお二人に、どこどこの、すき家の裏にある、あの建物の外壁を見てくだいとか、案内できます。
そうして、実際に見た色(体感)と、色見本帳の色、現場の壁に試し塗りした色、マンセル値(数値)、日当たり、周囲の色などで
押し引きしながら、落ち着くわけです。
もう少し頑張りましょうね!(笑)

色あせた製図板の色もメモにありますね!
Posted by came at 19:11│Comments(0)
│ポッターハウス