大学1年生の「住宅設計課題」特別講義をやってきました~

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2022年12月16日 10:43

僕の母校である「沖縄職業能力開発大学校」 (長いので「ポリテク」と呼ばれています)

住居環境科(建築学科)にて、特別講義をやってきました。




恩師である山城先生にお声掛けいただきました。

僕は7期生で、現役1年生は31期生だと...

24年前、高校卒業をして、鹿児島から単身沖縄に来た当時のことを、思い出しながら

後輩たちに、自分の経験から、大切と思うことを、伝えてきました。



100分の2コマでしたが、、、聞いてる方が大変だろうなぁというくらい、たっぷり話しました(笑)

こんな感じの話...

建築とは「人間の営みを支える器」で、住まいは「人間の暮らしを支える器」です...

大規模な彫刻や芸術とは、そこが違います!

特に住宅は、内側が重要です!

だから、住まいをつくる目的は、建築を造ることではなく、暮らしを創ることなんです。。。






「営み」をアニメの絵コンテのようにたくさん描いてください。

その場面の背景に映るもの(舞台美術)を、設計すればいい!




図面は、建物の作り方説明書なだけなので、施主(素人)に伝わりやすくするために、

添景(人やモノ、会話など)を、たくさん描き込んでください!






実は専門性以上に「卓越した素人観」が重要です。

これから専門性を磨いていくと、今君たちが持っている「大切な素人観」が失われていきます。

専門性と同時に、素人観も、学んで欲しいです。



「わかりやすく」伝えることが、とても大事です。



小学生や中学生に話すよりは、随分気楽でした~

大学、専門学校の講師依頼など、是非お声掛けください!

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