考えどころ「用紙」か「スケール」か...
カメアトリエで使用する
用紙は、A3用紙が大半(
usual)です。
住宅規模でしたら、平面詳細図(縮尺1:50)が、だいたい入るんですが...
最近は細長い建物を設計することが多くなり、
ついに、S=1:50の図面がはみ出してしまいました(汗)
基本設計では、このようにトラストブロック工作キットを使うことが多いので
付け足していくことにあまり抵抗はありませんでしたが、
基本設計の承認をいただくときに、どうせ切り貼りするのなら
「巻物」にしてみるか!とやってみました。
「これ、今のアパートの共用廊下で広げないといけないですね~」
と、クライアントの一言。確かに(笑)
基本設計では、
わかりやすさを優先し
S=1:50で最初から最後まで通しましたが、
実施設計に入ると図面が主体になります。
プロッターでは、何百枚という図面を何度も出すのには不便です。
一般的にはここで、スケールをS=1:60に小さくします。
そうすると余裕で入りますし、
最近は、持ち運びやすい見開きA3サイズの製本がスタンダードです。
でもS=1:50に、こだわりがあります。
ものさしの数値÷2で読めるから!
模型材料を選びやすい!
いたってシンプルで見やすい!バランスのいい縮尺なんです。
「困った困った」ここは
考えどころです。S=1:50の人々
念のため、複合機の説明書を読むと
A3ワイドまで使用可能と書いていることに気付きました。
そしてA3ワイドやA3ノビという名で、サイズがまちまちの
unusualな用紙がたくさんありました。
A3サイズ297×420mm → A3ワイド(ノビ)サイズ305×457mm
※プリンタにより表記、サイズ異なる
横方向
⊿37mm = CB(コンクリートブロック)
4ヶ S=1:50の場合
トラストブロック、S=1:50、用紙A3 → 29.2坪程度まで入る
トラストブロック、S=1:50、用紙A3ワイド → 31.6坪程度まで入る
※カスタマイズなしの場合
工作キット→図面→模型 ※全てS=1:50
最初から最後まで、同じスケールで表現することで、
クライアントにとっては、
空間感覚のズレが起こりにくいと思います。
しかし、用紙を変えるとコストがかかりますね。
※通常A3用紙の5倍の価格で購入しました(笑)
10倍のコストならスケールで操作したかと思いますが、
バランスを考え、できる限り
わかりやすさを優先したいと日々考えています。
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